遠野文化まちづくりネットワーク交流会「『遠野物語』☆超会議〜遠野物語ビッグバン110〜」イベント参加報告
令和2年1月10日(金)あえりあ遠野・中ホールにて開催された「遠野文化まちづくりネットワーク交流会」へ、当遠野文化友の会も参加してきました。
世間では今年2020年は「東京オリンピック」一色ですが、遠野市にとっては「『遠野物語』発刊110周年」という記念すべき年でもあります。
今年の交流会では、世代を問わず様々な業種、団体、そして遠野の文化へ貢献し、日々活動をされている方々が参加し、賑わいを見せていました。
交流会では、1000人まであと残りわずかとなる遠野こだわりの「語り部」認定証授与式に始り、A・E・L音工房さんによる「音楽で紡ぐ『遠野物語』」の演奏によって彩られ、クライマックスでは「『遠野物語』110周年ロゴマーク」の発表、と大変な盛り上がりとなりました。
昨年の交流会へも参加した私としては、この「世代や業種を問わない」交流会であることに非常に意義深く感じています。これから遠野の文化を学び繋げていこうとする世代、まさに現在の遠野を担っている世代、そして今までの遠野の歩みをその目で見てきた世代、それぞれが話し合える場というのは滅多にない貴重な場です。
そんな一つとして今回、私の印象に深く残ったエピソードがあります。
歓談の最中に、当会会長の荒田さんがご婦人と写真を見ながらお話していた所をお見かけしました。
どんな写真だろう、と気になった私もお話に混ぜてもらうと、なんとその写真は多賀座(昔遠野にあった映画・舞台ホール)での舞台終演の記念写真でした。
当時の婦人会による出演者たちが写っており、ご婦人はまだ若い出で立ち、人によってはまだ衣装もそのまま化粧も落としておらず、何気なく「さあさあ集まって」と記念に撮ったようなその日その瞬間がそこには収められておりました。
撮られた年代を聞けばなんと荒田会長がまだ小学生の頃のはずだ、と。
この何気なく撮られたような写真がそんな月日を経て当時を語ってくれることに困惑ともつかない感動を憶えると共に、この「語る人、知る人、初めて見る人」が同じ場所に居ながら話を共有している瞬間が非常に貴重に感じられる瞬間でした。
様々な方々ともお話をする機会を得られ、この2時間の間、時間が惜しくなるほど濃密な時間を過ごすことができたことに感謝致します。
『遠野物語』発刊110周年となる今年は、遠野文化友の会もより一層盛り上げていきたいと気持ちが引き締まる交流会でした。
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